■更新:彩色作業風景を追加(2006.08.25)
修復前の経蔵です。朱や色彩が色褪せています。
1、まず最初は白壁を塗り直しました。
2、次に軒裏や内部に胡粉を塗り、朱色部分は鉛丹を塗っています。この鉛丹は木によく馴染み、木を腐らないようにして長持ちさせます。また虫よけにもなります。この作業は高野山大門の修復も手がけられた「株式会社 細川社寺巧藝社」さまにお願いしました。
3、朱色部分が完了した状態。次は彩色作業になります。
4、再度足場を組んで白壁などを汚さないようビニールで覆い彩色作業を進めます。この作業は本堂の彩色と同じ「平安絵所 安川」様にお願いしています。(2006/08/22)
5、正面上部の彩色。
6、彩色も終わり修復が完了しました。(2006/10/13)