天蓋の修復の次はまわりに飾られている羅網の修復です。まずは正面の2枚の修復をおえました。


傷みが目立つ修復前の羅網。


羅網を外すと左右の正面の壁には木鼻を模した獅子が現れました。


修復し美しくなった羅網。
羅網は順番に取り外し修復を続けていきます。
本堂内陣の天蓋を修復しました。
煤で黒くなっていたものが輝きを取り戻して戻ってきました。その設置の様子を紹介いたします。

天蓋搬入のにさいし本堂に養生を施します。

大壇を移動して内陣も養生

足場を組みます。

天蓋のない状態の天井。

天蓋を慎重に天井にある金具で吊り下げます。

天蓋の中に飾られる八葉蓮華。彩色が美しく、中央は鏡状になっています。

天蓋の6角の角に吊られる瓔珞です。

天蓋の中に八葉を取付けます。

鮮やかな八葉が取付けられました。

天蓋の8つの角に瓔珞を取付けて完成です。