皆さま、こんにちは。長かった冬も終わり、西南院ではヤマザクラがようやく開花致しました。
シダレヤマザクラという高野山内でも珍しい品種で、葉っぱとお花が同時に出てまいります。
実はこの桜には、同じ境内にお母さんがいます。
山門を挟んだ向かい側にあるこの大樹が、冒頭の桜の親にあたります。冒頭の桜は植樹したわけではなく、この樹から種が飛んで自然に根付いたもの。親子で山門の内側を守ってくれています。
お母さんは枝の支えを付けておらず、雪の重さで枝が折れてしまい、枝垂れ姿にはなっておりません。子供のほうは支えを付けていることもあり、一風変わった枝垂れの花盛りで目を愉しませてくれます。
こちらは庭園の桜です。周囲の緑色と美しくマッチし、ピンクの滝のような圧巻さでございます。庭園は信者さんはもちろん、宿泊・中食・カフェ利用の方もご覧いただけますよ♪
ヤマザクラの花の命は短く、見頃かと思えばすぐに散ってしまいます。この2~3日がピークかと思いますので、ご登山の際はぜひ花見にお立ち寄りくださいね。合掌