公開日:2007年11月25日
カテゴリー:高野山探訪
高野山は明治5年まで長く女人禁制でした。その間、高野七口にはそれぞれ女人堂が建っていて、女性はそこから先へは行けませんでした。その女人堂で唯一残っているのが不動口の女人堂です。
お堂には弁財天、大日如来、神変大菩薩が祀られていて、極楽橋から不動坂を登ってきてたどり着く場所で登山者の休憩地にもなっています。
女人堂の側にはこの写真の「お竹地蔵」や「小杉明神社」があります。「お竹地蔵」は江戸時代に横山竹さんという方が30年間奉公して貯めた私財で建立したもので、今もなお女人堂前のお竹地蔵さんと慕われています。
女人堂の向かいには高野七口女人道の入口「不動坂口」があり、1kmほどで弁天岳へ登る事が出来ます。弁天岳は和歌山県の朝日・夕陽百選の朝日にも選ばれている見晴らしのいいところです。
和歌山県の朝日・夕陽百選「橋本・伊都地方」