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高野山|別格本山 西南院

KOYASAN SAINAN-IN

高野山の気候について

公開日:2021年09月13日 カテゴリー:四方山話 タグ:

高野山は和歌山県内陸部、標高約800mの山上盆地にあり、大阪の都心部に比して気温はおおよそ6℃前後低い、近畿有数の厳寒地でございます。9月下旬ごろから朝晩はストーブが欲しくなり始め、秋を経て長い冬へと向かいます。

さて、そんな『涼しい』、『寒い』高野山ですが、平地の方にはなかなか想像しづらいかと存じます。大阪と比較した、高野山の気候をご紹介いたしますね。

気温

高野山の4月は、大阪の3月。

高野山の11月は、大阪の2月。

高野山の8月は大阪の6月。

盛夏(7月後半~お盆頃まで)は日毎の気温変化が比較的ゆるやかで、夜間は20~22℃前後、日中は27~30℃と安定しています。変動が激しいのは季節の変わり目。真冬は最低気温が氷点下となること多々で、日中でも0度まで上がらない日が月に何度かあります。

大阪の方が寒い?

高野山は盆地にあるため、風がそう強く吹きません。特に冬場は、無風~2m/sと穏やかです。風速1m/sあたり1℃程度、体感温度が変わりますので、ビル風の強い大阪都心部のほうが寒く感じる日もあります。

大阪は体表面の温度を風に奪われ、高野山はジワジワと身体の芯まで冷やされる感じでしょうか。ある出入りの業者さんいわく、「高野山で一度体が冷えると、火(ストーブ)で融かさないと元に戻らないですね」とのこと。

雨や雪

高野山は年間を通して大阪よりも降水量が多く、湿度も高い地域です。南紀のように激しい風雨に見舞われるというよりは、ぐずついた長雨が続く印象でしょうか。霧がよく発生し、条件が揃えばまれに雲海も見られます。

冬季の降水は、そのほとんどが雪ですね。多いときは一晩で膝丈ほどに積雪し、その道を最初に通る者はラッセルしながらの歩行となります。低温のため雪は融けきらずに残り、凍結した上にまた雪が降る。基本はその繰り返しです。

もみじの見頃と初雪

高野山のもみじは、大阪よりもおおよそ1カ月早く見頃を迎えます。葉が色づき始めるのは例年10月後半からで、落葉は11月2週目ごろです。ピーク時は当院門前や庭園のもみじが燃えるような紅に染まり、来訪の方々の目を愉しませております。

紅葉が終わるころから初雪の可能性が徐々に高まります。初雪が強く降ることは近年珍しいですが、11月下旬頃には皆スタッドレスタイヤの準備をしております。

寺務所・通販サイトにて当院のもみじをイメージしたオリジナル御朱印帳を販売しております。もみじ狩りのお供にどうぞ。

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