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高野山|別格本山 西南院

KOYASAN SAINAN-IN

お塗香で、かおりの身だしなみ

公開日:2021年06月09日 カテゴリー:四方山話 タグ:

本日の高野山はよく晴れ、日中の気温も25℃を超えてまいりました。平地は真夏日となっている旨聞き及んでおり、さぞかし暑いことと拝察いたします。

さて、暑い時期になりますと気になるのが『体のニオイ』。日本人はニオイに敏感で、香水等何もつけなくても気になり、つけすぎても気になりますね。近頃はスメハラなる言葉も囁かれ、何かと気遣いの多い時代でございます。

そこで、身だしなみとしてのお塗香はいかがでしょうか。

お塗香は身を清めるために使われるものですが、宗教的な場面以外で使ってはいけないという決まりはございません。和のかおり、お寺のかおりが好きな方や、和装をなさるときに、香水等の代わりとしてオススメ致します。

伝統的な寺院向けのお塗香は、スパイシーなかおりです。香老舗各店から出ているお塗香のうち、【上品】【並品】【佳品】など下位グレードのものがこれに当たることが多いです。

もう少しオシャレなかおり、マイルドなかおりが良い方は【極品】【極上品】や【特選】をお選びになるとよいでしょう。上位グレードのものは下位のものと比べ、比較的甘くて華やかなかおりである印象です。

お塗香の使い方

お塗香を付ける部位は、香水と同じです。お塗香は体温で温められることによってかおりを放ちますので、手首や耳の後ろ等にすり込んでいただくとよいでしょう。手を洗うと取れてしまいますが、お清めと同じく手のひらに塗ってももちろんOKです。

練り香水に少量混ぜてみたり、種類の違うお塗香や粉末香木を加えてみたりして、お好みの香りを探すのも楽しいですよ。身につける際はほんのひとつまみ、お米1粒程度で十分かおります。ぜひお試しくださいね。


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